メニュー
2024年10月1日掲載
当院の呼吸器診療は、国立滋賀病院時代から 20 年以上にわたり呼吸器内科・外科を問わず、安定して医療を供給できる体制を作り、当院の診療の中心を担ってまいりました。さらなる「医療の質向上」、「病院完結型の医療から地域完結型の医療への移行」「地域の医療機関との連携強化」を目的に、このたび「呼吸器センター」を開設いたしました。
呼吸器センターでは肺癌をはじめとした呼吸器の腫瘍、感染症、アレルギー、閉塞性肺疾患やびまん性肺疾患など幅広い疾患の診療にあたっています。呼吸器外科・内科は毎週合同カンファレンスを開いており、それぞれの専門性を発揮した検査(気管支鏡検査、胸腔鏡検査、縦隔鏡検査など)や治療(手術、放射線治療、薬物治療など)を行っています。呼吸器内科・外科が連携し、常に最新のエビデンスに基づいた医療の提供、効果的な検査や治療手技の導入を積極的に取り入れています。また当院は結核病床(16 床)と感染モデル病床(4 床)を有しており、呼吸器センターとして、感染対策の啓発活動にも力を入れ、地域完結型の医療の実現に向けてその一翼を担う存在になれるよう努めていきます。
呼吸器センター長
尾崎 良智