院長挨拶このページを印刷する - 院長挨拶

2020年1月27日掲載

院長挨拶

院長 井上 修平

独立行政法人 国立病院機構東近江総合医療センター
院長 井上 修平

地域医療の再生として、東近江圏域での中核病院としての責務。

独立行政法人国立病院機構東近江総合医療センター
院長 井上 修平

平成22年1月に策定されました「滋賀県地域医療再生計画」及び平成22年6月
に策定されました「東近江市病院等整備計画」により、当院(国立病院機構滋賀病院)
と東近江市立の2病院が再編成され、平成25年4月1日に東近江圏域の中核病院として
『国立病院機構 東近江総合医療センター』が誕生いたしました。
地域に根ざした中核病院として信頼される病院を目指し、滋賀県、東近江市及び
地域の病院・委員との連携の強化を図り、地域医療連携の充実に努力しております。

当院は「滋賀医科大学 地域医療教育研究拠点」として位置づけられており、
良質な医療従事者を育成するため継続的に教育研修を行い、地域に求められる高い
水準の医療を目指しております。
学生や研修医の教育においては「基幹型臨床研修病院」として独自の教育を行い、
豊かな人間性を備えた医療人の育成に努めております。充実したシュミレーターを設置する
スキルスラボ(臨床機能実習室)は、職員や学生・研修医だけでなく、
地域の医療関係者の技術の向上にも役立つような運用を目指しております。
また、地域の皆さまの健康への意欲啓発として、充実した内容での市民公開講座や
がん診療セミナーを継続的に開催しております。
医療という公共性・公益性の高い事業においては、「三方良し(相手良し、自分良し、社会良し)」の
精神に加え、「未来良し」の視点がなければその役割を果たすことが出来ません。
健全な病院運営に基づき、地域の皆さま、東近江市及び各行政機関並びに
滋賀医科大学からの更なる信頼と期待に応えられるよう、地域に根ざした中核病院として
よりよい病院を目指してまいります。

東近江総合医療センター8年目への現状と課題!

皆さん明けましておめでとうございます。令和最初のお正月はどう過ごされたでしょうか?私が院長に就任してもう12回目のお正月を迎えました。
2000年12月1日に八日市病院が比良病院と統廃合して滋賀病院に変わり19年が経過しました。その時点で11診療科、一般病床232床の八日市病院が比良病院と統合し紫香楽病院の結核病床の移設も含めて18診療科、一般病床200床、結核病床50床での再スタートとなりました。常勤医師の定数も1995年は14名でしたが、2000年12月には38名まで増加しました。同じくその日が私が赴任し呼吸器外科を立ち上げた思い出深い日でもありあっという間の19年間でした。この当時から当院に勤務している職員も殆どいなくなり時代の変遷を感じています。私もあと3年で定年退職なので当院の歴史を伝えていかなければならないと思っています。

その後の滋賀病院の歴史は皆さんがご存じのように新研修制度の導入で京都府立医大からの医師の引き揚げによって2010年には常勤医が12名まで減少し病院としての機能を果たせないようになりました。そのため「滋賀県地域医療再生計画」が策定され滋賀医大からの医師派遣が得られるようになり2013年には現在の東近江総合医療センターとなって生まれ変わり中核病院としての機能も復活しました。その後の取り組みとしては2014年4月には滋賀医科大学地域医療教育研究拠点としての協定締結、2017年7月からは地域包括ケア病棟の立ち上げ、2018年3月には病院機能評価の認定、2018年4月からはDPC方式への移行、2019年4月からは地域医療支援病院としての認定を受けてきました。

これまでの取り組みで万年赤字であった収支状況は改善してきましたがまだまだ黒字化はできていません。昨年10月の消費税アップと今年度の実質マイナスとなる診療報酬改定は経営には相変わらず厳しい状況にあります。この状況の中の当院で最も差し迫った問題は1日平均500人の外来患者さんの駐車場確保です。収支を黒字化すれば老朽化した外来・管理棟を建て直してもっと広い駐車スペースを確保できますが現在のところ見込みはたっていません。対策として4月から敷地外に50台分の職員用駐車場を借りる予定になっています。
この様な状況ですが、これからも当院が真の意味での中核病院・地域医療支援病院としてしっかりと役割を果たしていくよう職員一丸となって頑張ってまいります。


東近江総合医療センター院長 井上修平